猫と一緒にアメリカへ🇺🇸渡米にまつわるエトセトラ

アメリカ西海岸へ、猫と一緒にお引越し✈️ 出国前の準備から渡米後の生活まで〜知っておけば役に立つ忘備録

ファーマシー・テクニシャンのコースへ!

去年の9月に渡米してきて、10月からコミュニティカレッジに通い始めました。

まずはELL(English Language Learner)のクラスを2ヶ月で修了し、今年に入ってからはHSE(High School Equivalence)のクラスで英語・社会・理科・数学を学んでいましたが、学期の途中で、新しいコースが開講になるとのお知らせを受けました。

それが、私が一番受けたかったコース...ファーマシー・テクニシャン(Pharmacy Technician)のコースだったんです!😍

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日本でも「調剤補助」として、薬剤師の監修のもとに錠剤のピッキングなどを行うテクニシャン制度が導入されてきていましたが(今どうなってんだろう...😅)、アメリカではもうずっと以前からあるファーマシー・テクニシャン、通称「ファーマシーテック」。

薬剤師の監修のもとに作業を行うという点では日本と同じですが、職能は日本の薬剤師に匹敵するぐらい幅広く、在庫管理や保険業務なども入ることから、日本の薬剤師よりむしろやることが多いといえます。

日本で薬剤師として働いていた私は、アメリカの薬局がどうなっているのかとても興味深く、ファーマシーテックとして働いてみたいと思っていました。

通っているコミュニティカレッジでは、ファーマシーテックのコースが今年の秋ぐらいに開講される見通しだと聞いていたので、その前にHSEコースを修了して次にファーマシーテックの専門コースに進もう、と考えていたのです。

こんな、学期の途中にいきなり開講されるなんて思ってもいませんでした。しかも、お知らせを受けたのは開講予定まであと1週間!とか、そんなタイムフレームでした。10日ほど前.まぁ大体いつもこんな感じですけどね...😅

慌てて大学の担当スタッフに連絡をとり、現在のクラスの先生にコースを移る話をし、本来ならコース修了時に受ける試験(post test)の段取りをし...

バタバタと準備をしているうちに、あっという間に日は過ぎて、先日から早速、ファーマシーテックのサポートクラスが始まりました。

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授業初日には、バインダーやノート、スケジューラーなどの文具品が大学側から支給されました。

この日はまだテキストが手元に届いておらず、互いの自己紹介などのアイスブレークが主でした。

去年のELLでクラスメートだったペルー人女性が、私と同じように自国で薬剤師をしていた人で、ファーマシーテックのクラス開講をずっと待っていると言っていたので、このクラスに来るかなーと思っていたら案の定いました😊 以前もよく2人で薬のことなどを話していたので、このクラスでの再会を互いに喜び合いました。

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宿題が山ほど出るのですが、テキストを読み進めていくにも知らない単語にぶつかっては調べまくって、めちゃくちゃ時間がかかります。

例えば、日本では薬の説明書のことを「添付文書」と言い、英語にすると一般的には"Package Insert"と言われます。でも実際は、"Drug Monographs"と言う方が現場に即していて、さらには"Box Warning"や"Black Box Warning"といった薬の説明書も存在します。さらに、副作用情報が必要な薬剤に関してはMed Guidesという情報提供書をプリントアウトして手渡さなければいけない等、添付文書ひとつとっても細分化されていることを最初の授業で学びました。

覚えることも、理解していくべきこともいっぱい。でも楽しい...😍

ここネバダでは、一昨日から嵐で大荒れの天候となっていて、2回目の授業はリモートで受けさせてもらいました。(学校は開いてたんですが、あまりの風の強さに恐ろしくなって先生に連絡したところ、私だけリモートにしてくれました。ありがたや〜)

4年ぶりの大嵐だそうで、外は大荒れ、家の中ではむつき🐈‍⬛が大興奮で走り回っていました😁


www.youtube.com

アメリカ永住権🗽(グリーンカード)取得👍

前回の記事を投稿したあとすぐ、日本🇯🇵に1ヶ月間、一時帰国していました。

その間、むつき🐈‍⬛のお世話はアメリカ人ペットシッターさんにきてもらったり、その様子を海外でも見られるカメラを通して見守ったり、と帰国の間も色々書きたいことはあったんですが、全っ然書けないまま慌ただしく🇯🇵一時帰国は終了。。。✈️

アメリカ🇺🇸に戻ってからも、帰着の翌々日=コミュニティカレッジの新学期初日で、新しいコース(HSEコース)・新しいクラスでの勉強が始まり...

夢中になってやっているうちに、気づいたらあっという間に1ヶ月が経っていました。

計2ヶ月も空いてしまったので ブログの書き方も忘れかけてしまっていますが💦、リハビリ的に?😅記事をあげてみようと思います。

アメリカ永住者カード(グリーンカード

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永住者カードは、米国における合法的永住資格の証明書で、米国に居住し就労することが可能であるという証明になります。

この証明を受けた永住者は、Permanent ResidentまたはLawful Permanent Resident(LPR; 米国永住権保持者)と呼称されます。

昔はこのカードが緑色だったので、グリーンカードとも言われます。受け取ったカードも、確かに緑色っぽいですね。

永住権カードには、アメリカの象徴である自由の女神🗽が描かれています。

実は去年の9月にビザで渡米してきて、渡米後すぐに色々と手配を進め、10月に永住権の申請をしていたのです。

👇の記事は、永住権申請のためにワクチン接種が必要だったので受けてきた時のものだったんです。

mie-pharma.hatenablog.com

永住権はひとまず、10年間有効です👍

労働許可証(EAD)

グリーンカードはつい先週 届いたんですが、それより前に、ピンク色のカードが先に届きました。

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これは労働許可証(Employment Authorization Document; EAD)というもので、アメリカで就労するための許可証です。

すでに保持しているビザにも労働許可はついていますが、グリーン取得と同時にこちらが有効な就労許可証となるようです。

この労働許可証の有効期間は5年間。切り替えなど、意識しておかないといけませんね。。

EADカードには、アメリカの強さや勇壮さを示すシンボルとされている国鳥;白頭ワシ🦅(Bald Eagle)が描かれています。

切り替えといえば、去年11月に取得した運転免許証はビザに見合った有効期間になっていたので、これも切り替えなきゃいけないのかも...。

ちょっとまた調べて、色々やっていこうと思います!

キャットフードの処方せん

アメリカにやってきて3ヶ月が経過したわが家のネコ、むつき♂。

むつきに似てる!と夫が買ってきたフレーム。確かに、後ろ姿 そっくりです😸

こちらでの生活にもすっかり馴染み、お気に入りの寝場所で足を投げ出してグースカ寝ていたりw、

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日本にいる(人間の😅)姉ちゃんとオンライン通話を楽しんだり、しています。

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アメリカでは、かかりつけとなった動物病院キャットフード(キドニーケア用の療養食)を紹介してもらい、初回は病院で、2回目は病院のオンラインショップで買わせてもらっていました。

ところが、同じキャットフードがChewy.comで激安!!なのを見つけてガクガクブルブル🫨

www.chewy.com

Chewy.comは、ペットに関する色々なグッズを取り扱っているオンラインサービスです。うちの周りでも ここで注文して取り寄せているお宅が結構あって、宅配の箱をよく見かけます。

アカウント登録すると、セール情報などがメールで届いたりするんですが、Autoship(定期購入)に登録すると初回40%引き!に加えて、今なら15%引き!という時期特典も入って、病院で買っていたのと同じキャットフードがかなりお安くなっていたので、よーし次からはChewy.comで買おう!と早速注文。したのですが..

オンライン注文すると、自動メールで注文受付がきたものの、「この商品は獣医師の承認が必要です」とのこと。

獣医師の氏名、サイン、フードの用量、リフィル回数(何回分出していいかの指示)などが明記された書面が必要だったのです。

つまり、処方せんですね。

街なかのペットショップで販売されているような通常のフードではなく、療養食なので、むやみに摂取しないようドクターがしっかり管理した上でなければお売りできません、ということ。日本でも、そういう療養食を購入する際には、かかりつけの動物病院からコードを付与してもらっていました。それと同じ、なんですが、うーん、書面かぁ。。。

次の分を早いところ注文しないと むつきの食べるものがなくなってしまうので、かかりつけの動物病院に処方せんの発行をお願いしました。

2日後に「処方せん、できているのでいつでも取りに来て下さい」との連絡が入り、取りに伺ったのがこちら。

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手書きの封筒に入ったものを渡されました*1。おおー、これがキャットフードの処方せんかぁ〜!*2 確かに、ドクターのサインも入ってる👍よし、これでいけるだろう!

先日メールで「承認が必要」と言ってこられたChewy.comへの注文は一旦キャンセルしていたので、改めて再度オーダー。

でも、何だか嫌な予感はしてたんです、Autoship初回なら40%引きという特典は、キャンセルした分のオーダー=初回と認識されていたとすると、改めて再オーダーした時には適用されない(割引がされない)んじゃないかと..

ビンゴでした😅 再オーダーしたら、料金が、た..高い💰

見るとやはり、40%引きが適用されていません。まーそうなるか。。

でも、ここで諦めてはいけません。速攻で電話を取り、Chewy.comのカスタマーサービスへTEL📞

Chewy.comのカスタマーサービスは、24時間年中無休で電話対応してくれています。しかも、めちゃめちゃ丁寧で親切なんです!😍

👩‍🦰「Autoshipの初回割引が適用されていないようなんです。先日、一度注文入れたんですがキャンセルしたので そのせいではないかと思うんですが」

📞「かしこまりました。データを確認しますね..なるほど、その通りですね。では、この電話で40%割引が効くよう手配しますね

と、いとも簡単に話が運んで、その後オーダー状況を確認すると、確かに40%割引が適用されているー❣️この時期の特典である15%割引も、もちろん生きたままです✌️やったぁ〜🙌

そこでオーダーを確定し、届いたメールに従ってキャットフードの処方せんをアップロード

ほどなくして「発送準備に入ります」とのメールが入り、翌日にはフードが届きました!早っ!!

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ちなみに気になるお値段は..

  • 病院から購入:4ポンド(1.81kg)入り    $50.23
  • Chewyで購入:8.5ポンド(3.85kg)入り $38.79

Chewy.comで買ったものの方が倍以上の量が入っているのに、値段が断然お安い!🤑

まー今回は初回優待割引や時期特典などが入っていたのでふだん以上にお安くなったんですが、あり得ないほどの価格差には驚きました。

次からはフードがなくなるまでの時期に自動で届くよう、AutoshipサービスをONにしているので安心です。誰が安心って、むつきがねー😸

*1:病院で手渡されてから、出る前に中身を確認したら2枚入っていました。次回分まで出してくれたのかな?と思って見ると、フードの名称が違う、ペットの名前も違う、飼い主の氏名も違う..つまり、違うネコちゃん宛の処方せんを、間違って入れられていたんですね😅これ、たぶんちゃうと思うんですけどー、と言ってお返ししました。こういう点も、自分で確認!が基本なので、出る前に確認してよかったーと思いました。受付さん、めっちゃ謝ってらっしゃいましたが、すぐお返しできたので大丈夫でーす

*2:処方せん発行に料金はかかりません

ELLコース修了!

昨日は、コミュニティカレッジのレギュラークラス; ELL (English Language Lerners)コースの最終日でした。

クラス担任の先生から修了証を授与され、記念に二人でハイポーズ📸
授業でずっとペアを組んでいたロシア人のクラスメートに撮ってもらいました🫶

まず一人ずつ呼ばれて、先日受けたテストの講評を受けながら担任の先生と個々に面談をしました。

入学時(10月)に受けたプレースメントテストの結果と、今期の終盤(12月)に受けたテスト結果の比較表を手渡されたので、見てみたところ..

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2ヶ月で、伸びてました✌️このクラスで勉強した成果が、きちんと出てたんだー。日々の暮らしだけでは目に見えない成果が見られて、ちょっと感激しました。

Readingは、入学時と変わらず💯

Writingは入学時より伸びて、💯

Listeningは、大半は伸びましたが、会話の聞き取りが弱い⤵️ そしてなぜか、会話を聞いて解釈する問題は満点以上(150点)⁉️これは何かの間違いでしょうね😅

テストの結果を以て、晴れてELLクラス修了となりました。

2ヶ月間お世話になった担任の先生から、修了証(Certification of Recognition)を授与されて(冒頭写真参照)..Big Hug❣️

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次のタームからは、HSE(High School Equivalent)コースに移ります。他にも、私と同じようにHSEコースに移る人、機械工学系のコースに移る人、医療職の認定を取得した人..いろんな国から移住してきたクラスメートの皆がそれぞれ、言語の壁を乗り越えながら自分の目指す道に向かってしっかり進んで行っていることがわかり、お互いにエールを送り合いました。渡米後早々から、いい先生、いいクラスメートに恵まれてありがたかったです。

涙の終了式を終えたあとは、pot-luckパーティ🥳

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それぞれの持ち寄り品が、またすごい✨ どの人も、一人が持ってきた分だけでお腹いっぱいになるやん!っていうぐらいすごい量を用意してきていました。

具沢山のスープなどは、大きな鍋ごと、しかもホカホカのものを持ってきてくれてたりするんです🍲ホットチョコレートもありました😋

色々な国の料理を味わいながら、材料は何を使っているのか、どうやって作ってるの?と話も弾み。楽しくて美味しいひと時でした❤️

あ、私はりんごサワーケーキと、おにぎりを持っていきました。

cookpad.com

最後はみんなで、記念撮影📸

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2ヶ月間、ありがとう〜!次タームからも、お互い頑張りましょう💪

コミュニティカレッジでの学びと出会い

ELL (English Language Lerners) コース

渡米後1ヶ月半の時点から、コミュニティカレッジELL(English Language Lerners)コースで授業を受けています。

ELLは、英語を母国語としない人たち向けの英語プログラムです。南米をはじめとする色々な国からの移民が多いので、ELLコースの恩恵は大きいです。

入学時にクラス分けテストがあり、自分に見合ったレベルのクラスに振り分けられます。

以前住んでいたボストンやニュージャージーでも、教会や図書館などで行われているELL(当時はESL=English as Second Language という呼称でした)クラスに入っていましたが、たいてい 円座で(全員の顔が見えるような状態で)口々に好きなことを発言するタイプのもので、あまり勉強勉強した感じのものではありませんでした。ところが、ここリノに来て入ったコミュニティカレッジのELLクラスは、すごくきっちりとした授業内容で、本当に勉強になっています。(座席も、円座ではなくスクール形式です)移民の立場からすると、しっかり勉強させてもらえるのは本当にありがたい。

私が振り分けられたクラスは一番上のレベルなので、ELLといえども結構ふつうにしゃべれる人も多く、ELLに通いながら仕事をしている人もいます。

また、ELLのクラスをとりながら、自分のキャリアに向けて専門のコースを並行してとっているクラスメートもいます。

私も、次のタームでは医療分野の専門コースを受けようと、教務スタッフや移民支援機関の人たちとの面談を通じてプロセスを進めていっていたんですが、奨学金を受けるための条件に見合わず、また、私の第一希望である職種の専門コースは開講されるのがまだ少し先になるという情報も得たため、次のタームでの専門コース受講は断念しました。

HSE (High School Equivalence) コース

では、次期もまた同じELLクラスを受講するのか?と考えた時に、HSE(High School Equivalence; 高卒認定)コースという選択肢がある、ということを今のクラスの先生が教えてくれました。

HSEコースでは、以下の教科を学び、認定試験に備えます。

  • English (Writing, Reading) ;(アメリカの高校生レベルの)英語
  • Science ;理科
  • Social Studies;社会的通念
  • Math;数学

ここで学ぶ英語は、ELLよりアカデミック寄りの英語になります。また、Social Studiesでは、アメリカ社会で生きるのに必要な知識を学ぶことができます。

これを聞いて、とても興味をそそられました。高卒資格自体は、日本の高校を出ているので特に必要というわけではありませんが、内容が面白そうなのと、ここで高卒認定をとっておけば、就職の時にわざわざ日本から卒業証明書を取り寄せたりせずに済むか..とも思い、次期からはHSEコースを受ける方向に舵をとりました。(そうこうしているうちに専門コースが開講される時期になれば、並行して受けるつもりで)

ELLクラスの先生からも、「あなたにぴったりのコースだと思う」と言ってもらえたので、早速 今日、HSEコースに編入するためのレベル判定テストを受けてきました。

テストは、大きく分けて

  • Reading
  • Math
  • Language

の3分野でしたが、その中で細分化されていて、何セクションにも渡って問題が延々と続いていました。

CBTで受けることになっていたので、画面上に制限時間がカウントダウンされていくんですが、残り時間が少なくなってきたらタイマーが真っ赤になったり、プレッシャーきついのなんのって。。

途中、セクションの切れ目でトイレに立つことはできましたが、時間をムダにしてると帰る時間がどんどん遅くなるので必死で進めました。

それでも、朝9時から開始して、終わったのは午後2時すぎ🕰️ ほぼ5時間ぶっ通し..もう、ヘトヘトでした。

しかも、試験内容がめちゃめちゃ難しくて。そりゃ、現地アメリカ人高校生レベルですもんね。ELLと同じレベルで考えてた私が甘かったです💦

テストのあと、早くも夜に結果を知らせるメールがきて、アメリカ人として見た場合の私の高校生レベルは High-Intermediate(中の上)でした。認定試験を受けられるレベルには達しているようですが、まだまだ勉強が必要です😅

Listening & Speaking Class

コミュニティカレッジでは、レギュラーで通っているELLクラスとは別に、それぞれのスキルを底上げするためのスペシャルクラスも開講されています。

私は、Listening&Speakingのクラスに通いました。このクラスでは、アメリカの歴史や社会常識など、毎回テーマを決めて先生がレクチャーをして下さり、それに関して参加者みんなで議論をしたり、それぞれの国の文化の違いをお互い説明しあったり、という流れでした。時々ゲストで図書館の司書さんや銀行員の人などが来てくれて、生活に必要な知識を教えて行ってくれました。図書館カードもおかげですぐ作ってもらえました。

質問も自由で、何か聞きたいことが出てきたら挙手する必要もなくその場ですぐ口に出してOK、という雰囲気を先生が作ってくれていました。誰でも自由に発言できるので、色々な国の人がいましたが皆あっという間に仲良くなりました。いろんな国の話も聞けて、お互い驚くこともたくさんで😳

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このクラスは来ても来なくても自由で、都合が悪い日は来なくてもいいよーとされていたので、今期の最終日は3人しか出席者がいなかったんですが、ちょうどこの3人で先生へのサンキューギフト&カードを用意していたので、最後はちょっとしたパーティになりました。

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イラン人のクラスメートがイラン料理を作って持ってきてくれていたので、それを皆で頂いて😋

こちらに来て感銘を受けたことの一つが、こういったホスピタリティです。アメリカ人だけでなく、移民の人たちも、みんな「分け与えて」くれようとする姿勢がすごいんです。食べ物だけでなく、行動一つとっても、「どうぞ!」という姿勢です。そして情報に関しても。聞かないとわからない・知らないことはたくさんありますが、自分から聞いていくと教えてくれるし、親身になって動いてくれるんです。色々なところでそう感じるので、自分も「分け与える喜び」を味わって生きていきたいなと思う次第です。(まだ、もらってばっかりですけど😅)

 

返金だけされて、返品は不要⁉️

前回の記事「Amazon🇺🇸の返品」に関連して、びっくりするニュースとびっくりした実例を経験しましたのでお伝えしたいと思います。

”Keep It” or “Returnless” Policy

アメリカでは、11月第4金曜日(通称Black Friday)からクリスマスまで、ギフトショッピングのシーズン真っ盛りです。

ネットショッピングの割合も年々増加しているため、宅配件数も多く、この時期は置き配の荷物を狙った "porch pirates (ポーチの海賊=置き配泥棒)"が増えるのでご注意を!と、TVのニュースで注意喚起されているほどです。

同じようにTVで、びっくりするニュースが流れてきました。

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前回の記事でもご紹介したように、アメリカでは返品が当たり前のように頻繁に行われていますが、Amazonをはじめ多くの小売業者が返品時の条件を「返金はしますが、商品を送り返す必要はありません(="keep it" or "returnless" policy)」というように変えてきているそうです。

まぁ、どれも返品しなくていいというわけではなくて、「商品代金よりも返品の送料や労力の方がかかってしまうようなものは、もうお客様の方で取っておいてもらった方がいい」といった考えのようです。うーん、太っ腹..?😆

返品せずに返金された実例

その事例を実際に経験したお話をさせて頂きます。

ある時、Amazonさんからこんなメールがきました。

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すでに購入済みの生理食塩液(0.9%塩化ナトリウム水溶液)について、「FDA米食品医薬品局)から通達があり、この商品は安全基準を満たしていない(可能性がある)ため、使用をやめて下さい」という内容でした。

生理食塩液は、鼻炎もちの猫に吸入薬を噴霧する際に必要なので購入したものでした。

幸い、アメリカに来てからは猫の鼻炎は悪化しておらず、まだ一度も使っていなかったので よし返品しよう!と思ったら..

なんと、返品可能期限を過ぎているため、Amazonの仕組みでは返品ができない状態になっているーー😱 

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Amazonのサイトで操作していくと、「返品可能期限を過ぎているので、seller(販売会社)に直接コンタクトして下さい」という指示が出ました。

直接コンタクトかぁ..面倒くさいけどしゃーないなぁ。。

で、seller宛てにメールを書きました。

(実際のところは、Amazonさんを介してメールをやり取りするような形で、こちらのメルアドがAmazon外に漏れないような配慮をしてくれていました)

返品期限を過ぎてはいるけど、事情が事情なんだから返品に応じて下さい」と。

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で、ちょっと待ちましたが、案の定 返信がないんだなーこれが。。

こんなことは日常茶飯事。だいぶ学びましたよ😅 こんなときは「少し待ってみて、音沙汰なければこちらから冷静に次のアクションをとる」を実行。

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すると、今度はちゃんとレスポンスがありました✌️

ここでもしつこく「返品期限がナンボのもんじゃぁ」という内容を、冷静に・丁寧に主張したところ、返品OKとの返答が!

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ヤッター🙌 やっぱ言ってみるもんだなぁ〜。ていうか、言ったモン勝ちというかw

でも..あれ?返品はどうしたらいいの?

返品期限すぎてるからAmazonの返品の仕組みには乗らないし、自分で返送しないといけない..?それも面倒だなぁ〜でも一応聞いておかなきゃなぁ。。

と思って聞いてみました。すると。

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えっ返品しなくていいって? 自分で捨ててーって⁉️

とびっくりしたんですが、例のニュースに当てはめると、そうかこういうことか..と納得できました😅

正当だと思うことは"言ったモン勝ち"精神で主張を

今回の事例から、「正しいと思ったことは主張する!ムリめなことも、言ったモン勝ちで通ること多し」という技を学びました😅

但し、この技は「押してダメならサッと引いて、違う手段で冷静に再トライ」との合わせ技で使うようオススメしますw

Amazon🇺🇸の返品はWhole Foods Marketで

アメリカに来る前も来てからも、いつもお世話になっております〜Amazonさん*1❤️

日本とは返品文化が異なるアメリカ。買って、開けて、使ってみたけど不具合が..えぃ、返しちゃえ!というふうに、開封後であっても返品可能なことが多いです。

Amazonで購入した商品の返品は、日本では自宅に引き取りに来てもらったりしていましたが、アメリカでは、なんとWhole Foods Marketなどのお店に、買い物ついでに持っていけばOKです!

オーガニック系スーパー:Whole Foods MarketAmazon Prime会員なら、店内でのお買い物がお得になるWhole Foods Marketの会員にもなれます。会員登録はアプリでもできて簡単♫

Web上での返品手続き

商品が届いたけど、ダメだコレ使えない!というような場合、まずAmazon.comのサイトへ🖥️

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"Your Orders"(注文履歴)をクリックし、返品したい商品を選択します。

商品の選択画面に入ったら、"Return or replace items"(返品/交換)をクリック。

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商品によっては返品できなかったり、一定の条件を満たしている場合のみ返品できる、など 商品ごとに返品条件が異なりますので、返品できるかどうかを購入時に確認しておくことをぜひ!お勧めします👍

次に、返品理由を選びます。

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選ぶ理由によって、その詳細を"Comments"に書く必要があります。妥当で正当な理由をしっかり書くといいと思います。

こうしてWeb上で進んでいくと、最後に返品コード(return code)が表示されるようになります。返品コードは任意のメールアドレスに転送することもできます。返品コードをスマホで見られるようにしたら、返品の持ち込み先へGo!

ちなみに、開封後でも返品可能な場合が多いので、使ってみて不具合がないかどうか確認とれるまでは、外箱などのパッケージや付属品などはとっておきましょう。返品する場合の原則として、付属品なども一緒に返すのはもちろん、元の箱に入れて返すようにとされています。(あくまでも"原則として"ですが)外箱などは、この商品はもう返さない!とはっきりわかってから捨てるようにした方が無難です✌️

返品の持ち込み先

Amazon.com返品は、AmazonのHubとなっているお店に持ち込むことで完了します。持ち込めるお店は 下記のようにいくつかあり、Web上での返品手続きの途中で どこに返すかを選べるようになっています。

  • Whole Foods Market
  • Kohl's
  • Staples: 返品持ち込みの際に、次回使える10%割引バウチャーの発行あり
  • UPS(郵便局)

自分の都合に合わせて持ち込み先を選べますが、UPSだけは少し特殊です。品物によっては、UPSから直接ピンポーンと持って来られる場合があるんですが、この場合、返品持ち込み先はUPSに限定されます。

うちは大体、Whole Foods Marketに持ち込んでいます。買い物ついでに行けるのでめちゃめちゃ便利です。

店内には返品(Return&Refund)専用カウンターがあるので、そこに持って行きます。「返品お願いしまーす」と言って返品コードを見せれば、スタッフの方がピッとスキャナで読み取ってくれて、「ハイ完了!」。レシートも何も出ませんが、これだけですべて完了です。ほぼ同時に、Amazonから"返品完了"のメールが登録アドレスに届きます。めっちゃ簡単♫

返金先は支払元orギフトカード

返品(Return)に伴う返金(Refund)は、商品購入時の支払元(クレジットカードと連携している銀行口座)に入ってくることもあれば、Amazon Gift Cardの形で自分のアカウントに入金されてくることもあります。Gift Cardとして戻ってきた金額は、次回以降の買い物時に自動で使われていきます

Gift Cardの残高は、ご自身のAmazonトップページから

  1. Your Account
  2. Payments:Manage gift card balance
  3. Your Gift Card Balance

と辿っていけば見られます。ギフトカードの入出金もこの3.のページに履歴が載っているので、入金されたかどうかはこちらで確認できます。

 

Amazonに限らず、返品に関しては日本とは異なる文化をもつアメリカ。正しいと思うことは主張をし、正当な主張であれば"言ったモン勝ち"的なことも多いアメリカ。Amazonでの返品を通して、まさにそういう"言ったモン勝ち"なことが先日ありました!ので、次回はそれについて書こうと思います。乞うご期待w

 

*1:日本ではAmazon.co.jpアメリカではAmazon.comになります