一つ前の記事で、運転免許の筆記試験合格後、3日後の月曜日までに住所証明書類を揃えなくちゃー!という状況になったときのこと..
銀行やらコミカレやらに連絡とったり面談行ったりして、どうにか書類、揃えられた!✌️とホッとした途端、なんだか体がだるーくて、異様に眠くなってきたんです。
「ちょっと寝るわ..」と少し仮眠して起きてからも、やっぱりだるいし寒気もするし..こりゃ風邪かもなと思って熱を測ったら、37.8℃の微熱🤒
いやぁぁどうすんのーもう金曜夜だから病院も週末で閉まっちゃうし、週明けには路上試験なのにぃぃ😭
..というピンチを救ってくれたアメリカ市販薬💊のオススメ✨を、薬剤師としての視点からご紹介したいと思います🏥
- 総合感冒薬の超テッパン;DayQuil&NyQuil
- アセトアミノフェン含有量がヤバい
- しつこく絡む痰と咳にはMucinexDM
- DayQuil & NyQuilの商品ラインナップ
- 風邪薬の成分・含有量比較
総合感冒薬の超テッパン;DayQuil&NyQuil
この日は、夫がすでに常備薬として備えてくれていたNyQuilを飲んで対処しました。
NyQuilは、夜用の総合感冒薬。よく、昼用のDayQuilとセットで市販されています。
成分の違いについては表にまとめて後述しますが、基本的に
などが入っています。
DayQuil&NyQuilのシリーズはいくつかあり、それぞれに入っている成分や量が異なります。
うちで常備しているものに入っている成分は、アセトアミノフェン・デキストロメトルファン・ドキシラミンのみです。痰切りと鼻づまり薬は入っていません。
アセトアミノフェン含有量がヤバい
この時の症状が微熱と少しの咳・鼻水だったので、うちにあるNyQuilがピッタリでした👍
しかも、アセトアミノフェンの含有量が..650mg/回‼️😳
アセトアミノフェンは、日本の処方薬でいうとカロナールというものにあたります。成人に処方される常用量は400mg(もちろん、状態に応じて用量の幅はありますが)。NyQuilには、その1.5倍量強が入ってるわけですねー。うわー..効きそう😅
咳止め(デキストロメトルファン)も、日本での常用量に比べてやはり多め。(下表参照)
ドキシラミンは、日本では発売されていない成分なので比較できませんが、まぁ多いんだろうなぁ😅ちなみに、昼用のDayQuilにはドキシラミンは入っていません。抗ヒスタミン剤なので、眠くなるんですよね。だから昼用からは抜いてあるんでしょうね💡
しつこく絡む痰と咳にはMucinexDM
夜にNyQuilをグビッと飲んで寝たら、翌朝 熱は完全に下がっていました!NyQuilスゲー😳さすがアセトアミノフェン1.5倍量。
おかげで、週明けの路上試験にも無事行けたわけですが(落ちましたけどね😭)、その後 数日かけて咳が出てくるようになりました。
痰がからみついて喉がイガイガし、咳が出てくる感じ。コミュニティカレッジの授業中に咳が止まらなくて困ったんですが、うちにあるDayQuil&NyQuilには痰切り成分は入っていません。そして、熱自体は完全に下がっていて、頭痛などの痛みも全くないので もうDayQuil&NyQuilは用済みなんですよね..
そこで、痰切り&咳止めの市販薬を別に買うことにしました。色々調べて、ベストだと思ったのがこのMucinex DMです。
このMucinexも、咳止めを含まないものや成分量がえげつなく多い💦ものなど、商品ラインナップが色々ありますが、痰切りと咳止めがバランスよく入っているものを選びました。
- 咳止め(デキストロメトルファン):日本で処方される常用量の倍量を含有
- 痰切り(グアイフェネシン):日本では市販の経口薬に配合されており、処方薬は注射のみ。
バランスはいいんですけど、やはり用量は多いです。1錠中にグアイフェネシン600mg含有しているんですが、日本だと1回60mg(市販薬 パブロンゴールドA微粒の場合)なので、えっと..10倍の量が入ってますね..ええ、よく効きますとも😅
先日、夫も痰が絡む咳が出始めたんですが、これを1回飲んだらピターッと止まってました。恐るべしMucinex💊
ちなみに、1錠中にグアイフェネシンがこの倍量(1200mg)入ったmaximum strength(最大用量)のMucinexも市販されていますが、日本人の場合600mgでも十分多いぐらいだと思います。なのでこちらを購入しました。あまりに痰の絡みがきついなら、その時だけ2錠にすることも可能だし、と😉(それでも1200mgは多すぎるため、安易には服用されないようお勧めします)
DayQuil & NyQuilの商品ラインナップ
わが家に常備しているDayQuil & NyQuilには、"High Blood Pressure"と表示されています。これは、「高血圧の人でも飲めますよ」という意味。
対して、"Severe"と表示されている*1DayQuil & NyQuilには、フェニレフリンという成分が含まれており、鼻づまりを緩和してくれます。ですがこの成分、高血圧の人や心臓に持病がある人にはあまりおすすめできません。フェニレフリンは、血管を収縮させて鼻づまりを改善する作用を示しますが、その血管収縮作用により、血圧が上昇したり心臓に負担がかかる可能性があるのです。うちは夫婦二人とも、特に血圧が高いわけではありませんが、フェニレフリンを含有している製剤は避けました。
理由は、
- 心臓や血圧に影響を及ぼす可能性のある薬剤はやはり避けておきたい
- フェニレフリンの鼻づまり改善作用は有意性がない、というレポートがFDAから出されていた
からです。
フェニレフリンの有効性に関する報道は、確か今年の9月頃にニュースでも流れていた覚えがあります。同じ血管収縮薬であればプソイドエフェドリンの方が効果が高い、という結果もあるようです。まぁ、プソイドエフェドリンも心臓への負担が懸念される成分なので、いずれにせよ、特に連用は避けたい薬剤ですね。
風邪薬の成分・含有量比較
総合感冒薬と痰切り・咳止めの成分や用量について、気になる点を表にまとめてみました。
この表からもわかる通り、熱と咳がある時には昼間はDayQuil、夜はNyQuil飲んでぐっすり寝て、痰と咳が残っているならMucinixDMを1回1錠。
これがワタクシおすすめのformulaです😉
*アメリカでの食に関するブログはこちら↓
*1:Severe=重症者用