前回の記事「Amazon🇺🇸の返品」に関連して、びっくりするニュースとびっくりした実例を経験しましたのでお伝えしたいと思います。
”Keep It” or “Returnless” Policy
アメリカでは、11月第4金曜日(通称Black Friday)からクリスマスまで、ギフトショッピングのシーズン真っ盛りです。
ネットショッピングの割合も年々増加しているため、宅配件数も多く、この時期は置き配の荷物を狙った "porch pirates (ポーチの海賊=置き配泥棒)"が増えるのでご注意を!と、TVのニュースで注意喚起されているほどです。
同じようにTVで、びっくりするニュースが流れてきました。
前回の記事でもご紹介したように、アメリカでは返品が当たり前のように頻繁に行われていますが、Amazonをはじめ多くの小売業者が返品時の条件を「返金はしますが、商品を送り返す必要はありません(="keep it" or "returnless" policy)」というように変えてきているそうです。
まぁ、どれも返品しなくていいというわけではなくて、「商品代金よりも返品の送料や労力の方がかかってしまうようなものは、もうお客様の方で取っておいてもらった方がいい」といった考えのようです。うーん、太っ腹..?😆
返品せずに返金された実例
その事例を実際に経験したお話をさせて頂きます。
ある時、Amazonさんからこんなメールがきました。
すでに購入済みの生理食塩液(0.9%塩化ナトリウム水溶液)について、「FDA(米食品医薬品局)から通達があり、この商品は安全基準を満たしていない(可能性がある)ため、使用をやめて下さい」という内容でした。
生理食塩液は、鼻炎もちの猫に吸入薬を噴霧する際に必要なので購入したものでした。
幸い、アメリカに来てからは猫の鼻炎は悪化しておらず、まだ一度も使っていなかったので よし返品しよう!と思ったら..
なんと、返品可能期限を過ぎているため、Amazonの仕組みでは返品ができない状態になっているーー😱
Amazonのサイトで操作していくと、「返品可能期限を過ぎているので、seller(販売会社)に直接コンタクトして下さい」という指示が出ました。
直接コンタクトかぁ..面倒くさいけどしゃーないなぁ。。
で、seller宛てにメールを書きました。
(実際のところは、Amazonさんを介してメールをやり取りするような形で、こちらのメルアドがAmazon外に漏れないような配慮をしてくれていました)
「返品期限を過ぎてはいるけど、事情が事情なんだから返品に応じて下さい」と。
で、ちょっと待ちましたが、案の定 返信がないんだなーこれが。。
こんなことは日常茶飯事。だいぶ学びましたよ😅 こんなときは「少し待ってみて、音沙汰なければこちらから冷静に次のアクションをとる」を実行。
すると、今度はちゃんとレスポンスがありました✌️
ここでもしつこく「返品期限がナンボのもんじゃぁ」という内容を、冷静に・丁寧に主張したところ、返品OKとの返答が!
ヤッター🙌 やっぱ言ってみるもんだなぁ〜。ていうか、言ったモン勝ちというかw
でも..あれ?返品はどうしたらいいの?
返品期限すぎてるからAmazonの返品の仕組みには乗らないし、自分で返送しないといけない..?それも面倒だなぁ〜でも一応聞いておかなきゃなぁ。。
と思って聞いてみました。すると。
えっ返品しなくていいって? 自分で捨ててーって⁉️
とびっくりしたんですが、例のニュースに当てはめると、そうかこういうことか..と納得できました😅
正当だと思うことは"言ったモン勝ち"精神で主張を
今回の事例から、「正しいと思ったことは主張する!ムリめなことも、言ったモン勝ちで通ること多し」という技を学びました😅
但し、この技は「押してダメならサッと引いて、違う手段で冷静に再トライ」との合わせ技で使うようオススメしますw