猫と一緒にアメリカへ🇺🇸渡米にまつわるエトセトラ

アメリカ西海岸へ、猫と一緒にお引越し✈️ 出国前の準備から渡米後の生活まで〜知っておけば役に立つ忘備録

出国前にしておきたい検疫処置🐈

猫を海外へ連れて出るために必要なことって?

猫を連れて渡米するにあたって、何をしなければいけないのか...

初めてのことなだけに、まったく何もわからないことだらけ😭

そこでまず訪れたのが、動物検疫所のホームページ

👆ここでは、主に日本を出国するために必要なことが書かれています。

日本に帰国するために必要なことも書いてくれているのが、こちら👇です。

さらに、動物検疫所に電話して直接質問もさせて頂きました。

電話に出てくれた動物検疫所の職員の方はどなたもとても親切でわかりやすく、丁寧に教えてくれて感激しました😭

わかったことをざっと書き出してみると、出国前にやっていくべきことはこんな感じです。

  1. マイクロチップの装着
  2. 1回目の狂犬病ワクチン接種
  3. 2回目の狂犬病ワクチン接種(1回目から30日以上〜1年以内に)
  4. 狂犬病の抗体価検査のための採血(2回目ワクチン接種から10〜14日後が望ましい)
  5. 輸出申請
  6. 輸出検査(出発空港にて)

さらっと箇条書きにしてみるとそれぞれ一行で収まっていますが、実際にはそれぞれ、処置ごとに証明書を発行してもらったり、上記以外でも獣医師に健康診断書を書いてもらったりと必要な書類がどんどん増えます。

渡航先でも、日本に帰国した際でも、入国の際に検疫で引っかかると空港で係留されてしまうおそれがあります。

つまり、長ければ半年もの間、飼い主から引き離されてしまうという事態になることも...!😱

書類に不備があっただけの場合でも、そうなってしまうことがあります。

なので、書類はひとつもおろそかにできません😭万全にしていかないと...!

この点については、わからないことをひとつずつ調べながら、かかりつけの獣医さんにも相談して進めていますが、空港で係留されてしまうことのないよう「ムダになる書類もあるかもしれませんが、入国のときに引っかからないよう万全の態勢を整えていきましょう」と獣医さんが言ってくれているのでとても助かっています。

動物病院のスタッフの皆さんもとてもよくしてもらっていて、感謝感謝です🙏

アメリカでも、こんな良い獣医さんに出会えたらいいなぁ..。

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ちなみに、渡航後すぐに帰国する予定がないなら狂犬病ワクチン接種や抗体価検査等を日本でして行く必要はないのですが、すぐの帰国予定がない場合でも、そういった処置は日本でしてから出国することを強くお勧めします。

なぜなら、海外で初めて狂犬病ワクチン接種および抗体価検査のための採血をした場合、採血から180日間が経過してからでないと日本に入国できないからです。

その点、日本で抗体価検査まで済ませて行けば、この抗体価検査から2年以内であれば180日間待機せずとも帰国できますし、2年以上経過している場合*1でも、改めて抗体価検査を行って一定以上の抗体価があれば、採血から180日間の待機をする必要はないそうです。

何かあってすぐに帰国しないといけない場合に備えて、すべての処置を済ませてから日本を出国する方が安心ですね☝️

アメリカ側の入国条件

さて、相手国に着いて、入国させてもらえる条件とは。

渡航先の受け入れ条件は国によって違うため、事前に調べておく必要があります。

アメリカの場合、州によっても条件が違うので要注意!

私たちの最終渡航先はネバダ州ですが、サンフランシスコ空港を経由して行くので、アメリカでの入国審査を受けるのはカリフォルニア州になります。

それぞれの州の条件を調べてみると...

ネバダ州の輸入条件(農務省HPより)

Dogs/Cats/Ferrets:

  • Health Certificate
  • Rabies must be current (as per the most recent edition of the Compendium of Animal Rabies Prevention and Control)
  • Permit not required

健康診断書は必須。狂犬病ワクチンの接種も必要。

入国に際しての事前許可は不要。

カリフォルニア州の輸入条件(農務省HPより)

California Entrance Requirements for Cats
All domestic cats must be healthy. Neither a Certificate of Veterinary Inspection (CVI), also known as a health certificate, nor a rabies vaccination is required to import a cat into California; however, if traveling into California via airplane, please call the airline as they may have additional requirements.

ネバダに比べると、カリフォルニアは非常にあっさり!

健康であること😄だって。獣医師による健康診断書やワクチン接種証明書なんかも必要ないそうです!

ただし、空路で入国する場合は航空会社の規定に従って下さい、とのこと。

そうか...航空会社の規定ね!ここにもからんでくるのか..😅

ユナイテッド航空のホームページに書かれている規約は、ひとつ前の記事にもまとめていますので、よろしければこちらへどうぞ☝️

 

*1:狂犬病ワクチンの有効期間は1年間なので、年1回は再接種しておく必要あり