新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生してから、渡航に際しては各国で入国制限---いわゆる水際措置が講じられるようになって、海外に出るのも帰ってくるのも大変なご時世になってしまいました。
今回は、コロナに関してアメリカ入国の際に必要な書類と、日本入国のために必要な手続きについてお知らせします。あっ、人間用ね😆
アメリカへの入国;コロナ関連書類の提示は日本出国前に!
空路でアメリカに入国しようとする場合、搭乗前に、下記書類を提示することが原則必要とされています。(対象:米国市民・永住者を除く18歳以上の非移民)
- 新型コロナワクチン接種証明書:自治体や医療機関が発行した公的なもの。英語で記載されていること。2回以上のワクチン接種歴が必要。
- 宣誓書:CDC(アメリカ疾病予防管理センター)指定のもの。2~17歳の方および健康上の理由などで本人が申請できない場合は、保護者または代理人による宣誓が必要。
- アメリカ滞在時における連絡先の情報提供書:宿泊先や電話番号の記入が必要。航空会社によって書式が異なる。
参考:【2023年4月最新】新型コロナウイルス アメリカ入国制限と対象国の最新情報 - ESTA Online Center
ワクチン接種証明書
ワクチン接種証明書は、自治体のHPからDLできるようになっていると思います。日本語版と英語版(英語併記版)があるので、英語版を選ぶといいです。私も、DLしたデータをスマホに保存し、念のためにプリントアウトしたものを持っていきました。
日本出発時、空港のカウンターでチェックインする際にワクチン接種証明書の提示を求められました。子供たちのものとまとめて3人分を出すのにスマホだとアタフタしてしまって😅、それとは別にファイルに綴じて持参していた紙媒体の接種証明書を見せる方がスムーズでした。
宣誓書
コロナに関する証明書について、虚偽のものではないですよーということを裏付けるための宣誓書です。
宣誓書の書き方と記入例が👇こちらに詳しく書かれているので、どうぞご参考に。
連絡先の情報提供書
えっと..実は、この情報提供書と👆の宣誓書、用意していった覚えがないんですよね...😅 でも、そう言われれば空港でのチェックインの際に、アメリカでの滞在先を聞かれたような記憶が...!もしかしたら、宣誓書もそのときに書いたような...?
宣誓書と情報提供書に関しては、航空会社側で書式を準備してくれていて、渡航者はチェックインの時にグラウンドスタッフの指示に従えばいいということかも。だったような。だったらいいな。あやふやですいません😅
日本への入国;水際措置が大幅に緩和(2023年4月29日付)
パンデミック発生から3年以上が経過。ウィズコロナ時代を迎え、日本では2023年5月8日から、新型コロナ感染症=5類に位置づけられるようになります。
これに伴って、日本入国時の水際措置が2023年4月29日付で以下のように変更されました。
そう、そういえば以前は、海外から日本に帰国する際は、滞在国を出る前の48時間以内に検査を受けて証明書を出してもらわないといけなかったんですよね。渡航者はそりゃ大変でしたよね...😭*1
Visit Japan Webでの検疫手続(ファストトラック)はナシに
Visit Japan Webとは、デジタル庁が提供してくれているサービスで、スマホ上で「入国審査」「税関申告」「検疫手続」ができるというもの。
特に、検疫手続は"ファストトラック"とも呼ばれ、事前にこのWebサービスにワクチン接種証明を登録しておけば、入国の際のチェックをスムーズかつスピーディに受けることができ、待ち時間もかなり短縮される!ということでかなり推奨度の高いサービスでした。
が、上述の通り すべての渡航者に対してワクチン接種証明書・陰性証明書の提示義務が撤廃されたことに伴い、2023年4月29日からはVisit Japan Web上の「検疫手続」ボタンが削除されました。接種証明書を見せること自体、不要になったんですもんね。
ファストトラックはなくなったとはいえ、「入国審査」「税関申告」は変わらず使えます。事前にしておけばとても楽なので、海外に行かれる際には、外務省の「たびレジ」と併せてVisit Japan Webにもぜひ登録を!まずはアカウント作成から、よければ👇からどうぞ〜
*1:猫は依然として、海外での滞在国を出る前の10日以内(できれば48時間以内)に輸出前検査を行うこと、とされています。人間の方の規約と混同しないようにしなくちゃ💦